財務分析のポイント!

  • 現状を正しく把握し、適切な意思決定を行なうために分析する


財務分析

財務分析とは

財務分析というと、銀行の融資担当者やアナリストが、融資や投資判断をするために行なうイメージがありますが、本来の財務分析は、経営者が自社の財務分析を行うことによって、1)会社の現状を理解し⇒2)問題点を浮き彫りにし⇒3)経営判断の結果を確認し⇒4)経営者ならびに経営幹部が現状を正しく把握し、適切な意思決定を行なうためのツールです。

税理士法人西川オフィス神戸では主に以下の内容と項目で分析させていただいております。

1.比較分析

他と比べることで自社の傾向や位置づけを把握します
(1)昨年度や一昨年度との比較
(2).同業他社との比較
(3)予算との比較

2.収益性分析

会社の儲ける力を調べます
(1)総資本利益率・・・どれだけ資本を投入して、どれだけの利益を獲得したのか
(2)売上高経常利益率・・・効率的な営業活動が出来ているかどうか

3.効率性分析

会社が資産を効率的に活用できているかを分析します
(1)総資本回転率・・・いかに少ない資産で多くの売上を上げているかどうか
(2)売上債権回転率・・・売上債権の金額が適正が否か、滞留債権がないかを判断
(3)棚卸資産回転率・・・商品や製品の販売が効率よく行われているかどうかを判断

4.生産性分析

企業がどれだけの付加価値を生み出しているかを調べます
(1)一人当たり売上高・・・一人当たりいくらの売上を稼ぎ出したかを調べます
(2)一人当たり粗利高・・・一人当たりいくらの粗利を稼ぎ出したかを調べます
(3)一人当たり経常利益・・・一人当たりいくらの経常利益を稼ぎ出したかを調べます

5.安全性分析

財務の健全性を示す指標
(1)流動比率・・・短期的な企業の支払能力の大きさを判断します
(2)当座比率・・・短期的な企業の支払能力の大きさを判断します
(3)自己資本比率・・・長期的な財務構造の安定性を判断します

専門家の目から見て、自社の財務体質がどうなのか気になる方はご相談下さい。

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